車を停めたその場所から、視界が一気にひらける。
高層の建物もなく、ただ夕日が真正面に沈んでいく。
町中の暮らしでは、いつも隙間から覗くしかなかった光。
ここでは、空と海がそのままの姿で重なり、一日の終わりを映し出す。
空の視点に切り替えると、
オレンジ色に染まる水平線と海岸線が、
ひとつの画のように浮かびあがる。
駐車場という名の場所にすぎないのに、
そこで過ごす夕暮れは、何よりも特別な時間になる。